海釣り初心者がヒラメを釣る方法_初心者でも釣れるポイントやタックルも解説します

最近はサーフからのヒラメ釣りが流行っているようで、土日になると砂浜に多くの釣り人を見かけます。

筆者もそんな釣り人の一人なのですが、興味本位で始めたヒラメ釣りに今ではどハマりしています。

そのきっかけとなったのは初日に起きたビギナーズラック。

ノウハウを知らずに釣りをしたところ50cmオーバーのヒラメを釣り上げてしまいました。

今考えると釣りをしていた場所や時間(潮)、使っていたルアーが良かったので、結果として釣れたという感じです。

そこからは毎週(多い時には週2日)海に通い続け、最近ようやくヒラメ釣りがわかってきたので、今回は海釣り初心者だからわかるヒラメ釣りのポイントを紹介したいと思います。

初心者の釣果について

初心者がどのくらいヒラメが釣れるのか参考までに釣果を書いておきます。

筆者がヒラメ釣りを始めたのは去年の11月からなので、2ヶ月ほどしか経っていませんがトータルで6枚のヒラメを釣り上げる事ができています(40cm未満はノーカウント)

サイズは40〜50cmが3枚、50cm以上が3枚です。
※50cmオーバーを砂浜まで上げましたが、バラしてしまったので釣れていれば計7枚。

11月からの釣行回数は18回程度なので、3割程度の釣果(3日に1枚は釣れる)
※ただし、年末年始に8日連続で坊主をくらっているので、釣れない時は全く釣れません。

しかし、釣れないのは悪い事ばかりではなく、久しぶりに釣れた時の喜びは一生忘れられない思い出になるので、なかなか釣れないから面白いとも考えられます。

ヒラメを釣ったタックルについて

海釣りは初心者と記載しましたが、去年は1シーズン渓流釣りをやっていたので、釣り道具については多少の知識は持っています。

なので全くの初心者ではないことを念頭に置いた上で、参考としていただければと思います。

ちなみに筆者はキャンプも趣味でやっており、安物買いの銭失いを経験したので、釣り道具については良いものを選ぶようにしています。

前置きが長くなってしまいましたが、筆者が使っているタックルを紹介します。

※筆者はベイトリールが好きなので以下のタックルを使っていますが、スピニングリールの方が種類が豊富で安価に揃えられるので、あくまで参考としてみてください。

海釣り用として初めて購入したのが、ベイトロッド専門メーカーのフッシュマンのロッドです。
元々は渓流釣りの延長で、湖でトラウトを釣るために購入しましたが、バーサタイルな仕様(色々な釣りに対応できる)のため、サーフのヒラメ釣りでも使っています。
サーフでは7.10ft(フィート)というのは短い方なので、ベストではありませんが高弾性のロッドのため、ある程度の飛距離を稼ぐ事ができます。
また、後で紹介しますが、初心者がヒラメを釣るにはサーフで遠投するより、堤防やそれに近い場所で釣りをした方が釣果が良いため、扱いやすさを考えると選択肢としてはありだと思います。

サーフでのヒラメ釣りに慣れてきてから購入したのがフィッシュマンのブリストベンダバールです。
こちらは10.1ft(フィート)とサーフで使うにはちょうど良い長さで、遠投性能に優れたロッド。
ルアーウェイトも8〜50gとサーフで多用するシンキングペンシルやメタルジグなど重たいルアーにも対応しており、キャストの上手な方であれば100mの飛距離を出すことも可能です。
また、3ピースで仕舞寸法も100cm程度のため、車で持ち運ぶ際にも便利です。
海釣り初心者が1本目に買うには勇気のいる価格ではありますが、サーフのヒラメ釣りにどっぷりハマったら検討しても良いかと思います。

筆者がフィッシュマンのロッドを好んで使っている理由はロッドの耐久性です。
釣りをしていると、どこかにぶつけたり引っ掛けて曲がってしまう事がありますが、フッシュマンのロッドは粘り腰のため、強いテンションがかかった際にも上手くいなしてくれます。
また、リールを固定するナット部分がアルミで作られており、どんなに締め込んだとしても破損する心配がありません。
これはフッシュマンの代表でもある赤塚氏の経験からそのような仕様になっているのですが、釣り人のことを考えて作っているのがとても好印象です。
また、竿の先端(#1、2など)についてはアンサンドフィニッシュという仕上げになっており、ちょっと擦ったぐらいでは傷が入りにくい仕様になっています。
これは文字通りアンサンド(ペーパーなどで磨き処理を行っていない)事で、カーボンの表面に乗っているクリアがクッションとなり、保護の役目になっているからです。

普通は磨いて塗装をするため軽量化することもできますが、耐久性が損なわれてしまうため、あえてアンサンドフィニッシュという仕上げにしています。

筆者がこのリールを購入したのは、「FishmanのBamsXpan7.10LHTS」に適合ルアーウェイト(3.5g~28g)が近く湖や中規模河川でトラウトを釣るのにちょうど良かったからなのですが、チニング(黒鯛釣り)に特化したリールのため、PEの0.6〜0.8号までしか使う事ができませんでした。
しかし、ダイワのリールはスプール径が同じであれば、交換する事ができるため(全部ではない)サーフでも使えるスプールに交換をして使っています。
初めからサーフでのみ使うのであれば、別のリール(ジリオンTWHDなど)でも良いかと思います。

シルバーウルフSVTW用に購入したスプールです。
商品ページの対象機種にはシルバーウルフは含まれていないため、自己責任での購入となりますが、筆者が使っている限り問題なくMAG Z BOOST(ブレーキシステム)も機能しています。
リールを買い足さずスプールだけ変えて別の使い方ができるのはダイワならではなので、色々試してみるのもありかと思います。

サーフでベイトリールを使うメリットはあまりありません。
しかし、釣りをしている時間のほとんどはキャストしているだけなので、筆者はキャストをしていて楽しいと感じるベイトリールを使っています。
釣りはあくまで趣味なので、自分が楽しいと思える道具を使うのが1番だと思います。

ヒラメが釣れたルアー

ソルトルアーは、淡水用のルアーと同じく様々な種類があります。基本的には、硬いプラスチック樹脂や金属で作られている「ハードルアー」と、柔らかい樹脂で作られた「ソフトルアー」の2つに大別され、形状によってさらに細分化されてます。

その中でもサーフでヒラメを釣るために使うルアーは主に4種類。
・ミノー:小魚に似せたボディが特徴のルアー。
・シンキングペンシル:抵抗の少ない形状で高比重であるため、比較的遠投性に優れたルアー。
・メタルジグ:比重の大きい金属を板状、または棒状にしたルアー。
・ワーム:柔らかい樹脂素材を使って成形しているルアー。

それぞれルアーには特徴がありますが、初心者が扱いやすいのはミノーとワームです。
ミノーは複雑な操作をしなくても一定のレンジ(水深)を引いてこれるため、ただ巻きをしていても魚が釣れます。
ワームはミノーに比べて安価なものが多く、ハードルアーよりも自然な動きを演出してくれます。
こちらもただ巻きで釣れるので初心者向きのルアーだと思います。

ヒラメを釣ったルアー①

釣果:50cmオーバーのヒラメ1枚(もう1枚釣れましたがばらしてしまいました)
時間帯:7:00〜7:30(ばらしたヒラメは9:00頃)
潮:満潮からの下潮
場所:サーフ(堤防付近)
特徴:サスケ烈波120のサイズアップバージョン。重量が23gと比較的重く飛距離が出るミノーです。レンジは60〜100cmと遠浅のサーフでも使え、ウォブンロールのアクションで活性の高いヒラメにアピールできます。赤金カラーは朝まずめや夕まずめに釣果の高いカラーですが、日が少し登った時間帯でも魚の活性が高ければ食い付いてきます。

ヒラメを釣ったルアー②

釣果:50cmオーバー2枚
時間帯:14:00〜15:00
潮:満潮からの下潮
場所:サーフ(河口付近)
特徴:シマノ独自の技術を搭載したヒラメ専用のルアー。広範囲を探る際のパイロットルアーとしても使えます。重量は23gと飛距離を出すには十分な重さで、うまくキャストできれば結構飛びます。また、レンジは50〜100cmで遠浅サーフであればボトムについているヒラメの近くを通す事ができ、腹側がケイムラ(紫外線を可視光線に変換して青白く発光する特殊な蛍光体)となっているため、水深が深くても魚にアピールできます。

ヒラメを釣ったルアー③

釣果:40cmオーバー2枚
時間帯:14:00〜15:00
潮:満潮からの下潮
場所:漁港内の堤防
特徴:ワームとしては硬めの素材を使っており飛行姿勢が安定しているのでとにかく飛距離が出ます。
そのため、広範囲を探りたい時に重宝するルアー。素材の特性を活かしたナチュラルなアクションとローリングをともなう強い波動で食わせる力抜群のワームです。ヘッドの重量は何種類かあるのですが、基本的には22gでOKです。水深が深い場合や潮の流れが早い場合には30gという選択肢もありますが、遠浅サーフではボトムを擦ってしまうため、使い所は選んだほうが良いと思います。何種類かカラーを持っているのですが筆者の場合「ミラクルグレープ」で2枚とも釣れました。

ヒラメを釣ったルアー④

釣果:40cmオーバーを1枚
時間帯:12:00〜13:00
潮:満潮からの下潮
場所:漁港
特徴:コアマンのVJを真似て作られたダイソーのワーム。コアマンVJに比べると全体的に荒い作りですが、良く釣れるという話を聞きます(実際に釣れたので実証済み)ただし、フックの刺さりがイマイチなので、交換した方が良いかと思います(以下に交換したフックのリンクを貼っておきます)
フックを交換しても1個あたり300円程度なので、根掛かりしそうな場所でのパイロットルアーとしても重宝します。ワームもコアマンのものに交換しても良いですが、筆者はダイソーのピンクカラーで釣れたので、そのまま使っても問題ないかと思います。

ヒラメを釣ったポイント(初心者向け)

筆者がメインで釣りをしているのは千葉県の九十九里なので大抵の場所は遠浅のサーフとなります。

遠浅のサーフというだけであれば大した問題ではないのですが、千葉県はサーフィンが有名ということもあり波が高い場所が多くあります。

この波が高いというのが初心者にはやっかいで、ルアーの操作が難しいという点とブレイク(魚がいるポイント)までの距離が遠いため、おのずと遠投を余儀なくされます。

遠投については飛距離を出せるタックルを揃えた中級者以上の方であれば問題ないのですが、初心者はキャストに慣れていないので、頑張っても50〜60m程度しか飛びません。

しかし、あと20m先にブレイクがあることはわかっているので、キャストをする度にもどかしい気持ちになってしまいます。

このような状況でいくら頑張っても魚のいるポイントにルアーを落とす事ができないので、ヒラメを釣る難易度を上げているのではないかと思います。

注:夜や朝まずめでは魚が岸に寄ってくる事が多いので、全く機会がないということではありませんが、遠方から2時間以上かけて朝まずめの時間(朝6時とか)に釣りを開始するのは結構しんどいです。

そんな初心者の筆者が辿り着いたのが、遠投しなくても釣れるポイントを探すということでした。

遠投しなくても釣れるポイント①

ヒラメがいるポイントはいくつかあるのですが、一番簡単なのは堤防の両サイドです。

場所によってはテトラポットなどで釣りができないポイントもありますが、河口付近やちょっとした堤防などは釣りができる場合が多いと思います。

また、堤防と言っても大きさはそれほど関係なく、ちょっと海にせりだしているようなところでもヒラメがいるポイントになります(小魚が溜まりやすいのでヒラメも捕食しにくる)

ただし、そう言った場所は魚が釣れるポイントとして他の釣り人も狙っているので、できれば人があまりいないポイントを探すのが良いかと思います。

遠投しなくても釣れるポイント②

遠投しなくても良い場所のもう一つは漁港です。

サーフのヒラメ釣りというと砂浜からの釣りを想像しがちですが、漁港にもヒラメはいます。

また、漁港にヒラメを釣りに来るという方はあまり多くないのでその分ライバルも減ります。

筆者がヒラメ釣りをしていて痛感したのは、人が入ったポイントではあまり釣れないということです。

人が入ったから絶対に釣れないということではありませんし、時合い(魚が釣れやすい時間)によっては、人が入れ替わった後にあっけなく釣れてしまうこともあります。

しかし、ヒラメがいるポイントで先に釣られてしまった場合、その場所に何匹もヒラメがいるわけではないので釣りにならないこともあります。

上記の理由から人が狙っていないポイントを探すのが、初心者でもヒラメを釣る確率を上げてくれます。

ちなみに筆者がヒラメを釣ったポイントは以下です。

漁港:3匹
堤防:3匹
サーフ:1匹(バラしてしまいました)

YouTube

キャンプに行くついでに漁港で釣りをしてヒラメを釣った動画をアップしておきます。
※タイトルにヒラメを釣ったことは記載していませんが、動画の前半で釣りをしています。

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