Apple Watchを選ばなかった理由_実用性に特化したGPSウォッチ_GARMIN(ガーミン)instinct2 Dual Power

仕事ができてスマートな人が付けているイメージのApple Watch(アップルウォッチ)

デザイン性も高く、色々な機能があって便利という印象が強いのではないでしょうか。

筆者も初めはスマートウォッチというものに興味を持っていましたが、いくつかの理由から購入をためらっていました。

その最大の理由がバッテリーです。

Apple Watchは高性能ということもあり、バッテリーの持ちがあまり良くありません。

低電力モードで使用した場合、最大72時間利用できますが、3日に一度は充電しなければいけません。

また、充電頻度の高さも影響していると思うのですが、2~3年ほど継続使用することでバッテリーの経年劣化が生じるため、数年に1度買い換える必要があります。

そんな理由からスマートウォッチへの興味が薄れ、今まで購入する機会がありませんでした。

しかし、最近のスマートウォッチの進化は目覚ましく、各社から色々な商品が発売されています。

その中でも、筆者がスマートウォッチを購入しなかった最大の理由(バッテリー問題)を解消できる商品がありました。

それが、GARMIN(ガーミン)instinct2 Dual Powerです。

スマートウォッチの進化がやばい

スマートウォッチは、2010年代初頭に登場しました。

最初の商業的に成功したのは2013年に発売されたサムスンの「Galaxy Gear」です。
その後、Appleの「Apple Watch」が2015年にリリースされ、スマートウォッチ市場はさらに拡大しました。

スマートウォッチが市場に登場して10年以上の時が経ちましたが、スマートフォンと同様に年を重ねるごとに進化を続けています。

スマートウォッチの起源は、1982年にアメリカのシーマンズ・ウォッチ・カンパニーが発売したデジタルウォッチです。

この時計は電話の着信を通知する機能を持っており、スマートウォッチの基本的な機能の1つになっています。

また、その後は音楽プレーヤーやカメラ機能などが搭載され、徐々に現在の形になってきたようです。

現在の主な機能としては、通知機能、健康管理やフィットネス機能、音楽再生機能などで、中にはGPS機能やSuicaに対応した機種なども販売されています。

ガーミンを選んだ理由

各社から色々なスマートウォッチが発売されていますが、筆者がなぜガーミンを選んだのかポイントを絞ってお伝えいたします。

驚異のロングバッテリー
アップルウォッチは便利ですが充電の持ちは最大36時間(低電力モードで最大72時間)
それに比べてガーミン(インスティンクト2Dual Power)は普通に使っても28日間は充電なしで使えます。また、太陽光充電(1日中着用し野外の50,000ルクスの条件下で1日3時間置いた場合)をした場合はさらに使える時間が伸びます。

②とにかく頑丈
アメリカ国防総省MIL規格「MIL-STD-810G」準拠の超タフネス仕様。
「耐衝撃」「防水」「耐熱衝撃」のテストを全てクリア。精密機器にとって過酷な環境下においても問題なく使用できるよう設計しています。

③GPS機能が正確
GLONASS / 準天頂衛星みちびき (補完信号)/ Galileoの3つに対応しているため、GPSで正確な位置をとらえてくれます。

④超軽量
総重量は卵1個分と同じ50g強なので、常時腕に付けていても気になりません。
筆者は睡眠の質を測るために寝る時も含めほとんどの時間(お風呂に入るときだけ外す)ガーミンを付けていますが、とにかく軽いのでストレスになりません。

他にもSuicaに対応していたり、光学式心拍センサーで心拍数の変動からストレスレベルを表示したり、専用アプリで運動した情報や健康管理などのデータを数値化する事ができます。

しかし、筆者がガーミンを選んだ最大の理由はロングバッテリーであるという事です。

元々スマートウォッチには1ミリも興味がなかったのですが、その理由は充電問題でした。

スマートフォンならまだしも、腕時計を2〜3日に1回充電するなんて、どう考えても面倒です。

しかし、ガーミンは28日間充電しなくても問題ないので、充電のわずらわしさがほとんどありません。
(実際に1年半ほど使ってきて、充電がストレスになることは皆無でした)

◾️本体仕様

レンズ素材化学強化ガラス
ベゼル素材/ケース素材繊維強化ポリマー
QuickFitウォッチバンド互換性あり (22 mm)
ストラップ素材シリコン
サイズ5 x 45 x 14.5mm
次の手首周りサイズにフィットします:135-230mm
ディスプレイサイズ2ウィンドウデザイン
23 x 23 mm (0.9インチ x 0.9インチ)
解像度176 x 176 ピクセル
ディスプレイタイプ太陽光の下でも見やすい、モノクロ半透過メモリインピクセル(MIP)
重量52 g
稼働時間スマートウォッチモード: 約28日間
バッテリー節約ウォッチモード: 約65日間
GPS+光学心拍計モード: 約30時間
バッテリー最長 GPS モード: 約70時間
Expedition モード: 約32日間
防水等級10 ATM
内蔵メモリ/履歴32 MB
Dual Powerのモデルは太陽光で充電が可能なのですが、時計の基盤ではなくガラス面で充電をしています。この技術はガーミンが採用した最新技術だそうです。

Power Glassは透明なソーラーパネルです。
これまでは「ソーラーパネルは不透明である」ことが常識でしたが、小さなウォッチで集光面積を最大化するためには、全面にソーラーパネルを敷き詰める必要がありました。
そこでGarminは、厚さ0.5mm未満のガラスパネルに太陽光伝導セルを組み込み、革新的な透明なソーラーパネルを開発しました。
見た目には透明で通常のガラスと見分けがつきませんが、太陽光で発電することができます。

アウトドアで便利な機能

4年ほど前にキャンプを始めて、自然に触れる機会が増えた事がきっかけで、最近は色々なアウトドアを体験しています。

その中でも、グラベルロードバイクを使ったキャンプや、簡単な登山、渓流釣りなどに特にハマっています。

そんな筆者が、アウトドアでこの時計をどのようにして使っているのかを簡単に紹介したいと思います。

①グラベルロードバイク
グラベルロードバイクを使ったキャンプでは20〜30km先の目的地まで自転車で行く事があります。

そんな時に携帯のナビ機能を使うとあっという間に充電が切れてしまうので、代わりにガーミンのナビ機能を使っています。

使い方はアプリであらかじめ登録したルートを時計に転送し、ルートを選択するだけ。

トラックバックルーティン機能(来た道を戻る)もあるため、帰り道も安心です。

スマートフォンのナビのように見やすくはありませんが、必要最低限のルート案内をしてくれるので、20〜30km先の目的地でも難なくたどり着くことが可能です。

 
②登山
人気の山であれば、登山道に誰かしらいるので心配はありませんが、逆にマイナーな山だと登山者があまりいないので、低山だったとしても遭難をする危険性があります。

そんな時に便利なのがトラックバックルーティン機能です。

登山開始のタイミングでナビ機能をオンにしておけば、登った道を記録してくれるので、もしも道に
迷ってしまったとしても来た道を辿って下山する事ができます。

登山ルートの確認にはYAMAPなど携帯のアプリを使う方が良いですが、何かあった時の保険としてガーミンのGPS機能を使うようにしています。

③渓流釣り
渓流釣りの機能で使えるのは釣行したルートと釣果の記録です。

どの場所でどのくらい魚を釣ったのか記録でき、後からアプリで確認する事が可能です。

筆者が特に便利だと感じるのは、ルートの記録。

なぜそう思うのかというと、筆者が良く行く川は源流域という山奥なので、自分がどこで釣りをしているのかが、良く分からなくなる事があります。

例えば数キロ続く川で釣りをしていると、どのポイントまで行ったのかがわからないため、後から確認できるのがありがたいからです。

釣りをしている時は釣行過程の半分くらい行ったのかなと思っていても、実際には1/10も行っていないなんてことも良くあるので、後から記録を確認できると、次の釣行計画が立てやすくなります(次はどのポイントまで行っていみようという計画)

日常使いに便利な機能

アウトドア以外にも日常使いで便利な機能があるのでいくつか紹介したいと思います。

①通知機能

スマートフォンなどのモバイル端末から受信した電話着信やメッセージ、アプリなどの通知を表示する通知機能があります。

筆者はスマートフォンをポケットに入れて持ち歩いているのですが、バイブにしていると着信に気が付かない事が多々ありました。

しかし、腕時計であればバイブレーションも確実にわかるので、通知を設定する事で電話に出られないという事がなくなりました。

②睡眠の質チェック

睡眠トラッキング機能が搭載されており、装着したまま就寝すると自動で睡眠時間や睡眠中の動きを記録します。

記録されるデータには、総睡眠時間、睡眠段階、睡眠中の動き、睡眠スコアなどがあります。

また、週単位や月単位などで睡眠の平均スコアなどを見る事ができるので、最近寝不足だななんてこともデータとして見る事が可能です。

実際に使って見た感想としては、大体合っているといった印象です。

キャンプや車中泊などでは熟睡する事ができないので、睡眠時間が3時間〜4時間などで表示されますが、体感値としても大体そのくらいかなと感じています。

③万歩計
スマートフォンのアプリにもある機能ですが、ガーミンは着用しているだけで記録をとってくれるので便利です(アプリだと起動しないとデータを記録しない)

また、インターフェイスを変更する事で、画面に歩いた歩数を表示してくれるので、ちょっと出かけた時や、日々の通勤などでどのくらい歩いているのかがすぐに分かります。

さらに、日々の歩数に合わせて目標を自動で設定してくれ、達成した際には画面に表示してくれるので、歩くことへのモチベーションを上げてくれます。

④心拍数
光学式心拍センサーで心拍数を測り記録してくれます。

運動時や緊張状態だと心拍数が上がるので、自分の状態をリアルタイムに確認できるのは便利です。

また、心拍数の変化は体の状態にも影響するため、日々のデータを記録することでヘルスケアとしても役に立ちます。

⑤標高
スマートフォンと連動して現在の標高を画面に表示してくれます。

スマートフォン自体にも標高を表示する機能はあるので、必須の機能ではないのですが、時計に表示する事で、いちいちスマートフォンを出す手間が省けます。

普通に生活している中ではそれほど標高を気にすることはないのですが、筆者は車中泊をするので、今この場所が標高何メートルなのかというのを良く確認します。

なぜ、標高と車中泊が関係あるのかというと、真夏に車中泊をする際に役立つからです。

平地の気温が20度を超えると車中泊をするのが厳しくなります。
(最低気温が20度以上だと暑くて寝れなくなる)

しかし、標高が100m上がるごとに気温が0.6度下がるので、標高1,000m以上の場所だと平地に比べて6度ほど気温が低くなります。

なので、平地の最低気温が20度だったとしても、標高1,000mの場所は14度になるので、場所によっては真夏でも車中泊が可能です。

この場所を探す際に役立つのが標高の表示です。

山道などを車で走っていると、とっさにスマートフォンを出すことはできないので、時計に常に表示されていると便利です。

使いずらいと思ったところ

アウトドアや日常で使いやすいポイントを紹介しましたが、完璧というわけではありません。

こちらでは、実際に使って見て、使いずらいなと思ったところを紹介していきます。

①ナビ機能
自転車キャンプをする際にナビ機能を使って目的地まで行く事がありますが、携帯のナビと比べると見劣りします。

その理由はルートをあらかじめ作成しないと使えないからです。

携帯のナビであれば、今いる場所から目的地までのナビゲーションをしてくれますが、それができません。

なので、携帯のナビをイメージして購入すると後悔します。

しかし、筆者の使い方はあくまで携帯の電池消費を抑える事が目的なので、長距離のナビゲーションはガーミンに任せ、近場の移動は携帯のナビを使うようにしています。

②専用の充電ケーブルが必要
旅先で充電が切れるという経験はないので基本的には問題ないのですが、ケーブルを忘れてしまうと充電ができません。

しかし、最近はガーミン用の変換アダプタが売っているので、そちらを購入する事でUSB Type Cケーブルでも充電が可能になります。

 

総括

今回紹介したのは筆者が使っているいくつかの機能だけです。

他にも便利な機能はたくさんありますが、数が多すぎて紹介し切れないのと、正直使いこなすの難しいと思います。

そんな中でも、今回紹介した機能はスマートフォンではできないことや、スマートフォンを使うより便利な機能ばかりです。

Apple Watchもおしゃれでカッコ良いのですが、スマートフォンでできることはスマートフォンでやれば良いというのが筆者の考えです。

見た目よりも実用性を重視する方はガーミンを選んでも良いかと思います。

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