
突然ですが質問です!
上記の写真に写っているキャンプ道具は総額でいくらくらいだと思いますか?
3万円?5万円?10万円?恐らくこの記事を読んでいる皆さんはソロキャンプの初期費用がいくら必要かわからない方が多いのではないでしょうか?
答えは10万円です。
筆者もキャンプを始めた頃は、3〜5万円でキャンプを始められたら良いなと考えていました。長く続けるのかわからない趣味に10万円もかけられないのは当然だと思います。ただ、ここで言っておきたいのは、必要なものにはお金をかけ、安く済ませられるものは出費を抑えるという考え方が必要だという事です。
筆者も安いキャンプ道具を揃えましたが、結局2〜3回使って買い替えたキャンプ道具が複数あり、「最初からずっと使えるものを買っておけば、無駄な出費が抑えられたのに」と後悔した経験があります。
筆者はキャンプ歴3年ですが、YouTubeで情報を配信している関係で、同じキャンプ歴の方より数倍(200点以上)キャンプ道具を購入してますし、実際に使ってみないとレビューができないため、キャンプに行っている回数も多いと思います。
そんな筆者が考えるソロキャンプを始めるのに最低限必要な費用は10万円だと思います。
高いと思った方は実際に何が必要でいくらかかるのか計算してみてください。
テント2万、寝袋1万、コット1万、テーブル5千円、椅子2千円・・・etc
恐らく安く抑えようとして必要なものを省いているか、高すぎるキャンプ道具を購入して10万円以上になったのではないでしょうか?
10万円以下で全てのキャンプ道具を揃えるのはキャンプに精通した方でもかなり難易度が高いですし、筆者は2ヶ月以上熟考して厳選したキャンプ道具を選んだつもりです。
YouTubeやブログで「3万円で始められる」とか「初心者がまず揃えたいキャンプ道具10点」とかありますが、必要最低限の道具が揃っていない事がほとんどです(筆者が見る限り必要な道具を全て揃えてレイアウトまで紹介している動画やブログは皆無です)
意味がないとは言いませんが、おすすめの道具を買ってレイアウトしたら「ダサかった」とかちょっと責任感が無さすぎではないですかね?
極端な話でいうと、激安テント3千円(イオンで売ってます)と激安は寝袋千円(ダイソーで売ってます)、後は100均で調理器具やカトラリーを揃えて5千円以下(高くても1万円以下)でキャンプはできますが、これで楽しいですかね???
否!
多分、キャンプに行くのが苦痛になって、筆者なら1回でキャンプをやめると思います。
今回紹介するのは、ソロキャンプに最低限必要なキャンプ道具を全て揃えてレイアウトまで紹介しますという内容です。
(3シーズンのキャンプに対応した装備一式)
買い替え不要のキャンプ道具で、ダサくならない統一感のある色やレイアウトを重視して選んでいます。
そのまま真似していただいても問題ありませんし、すでに持っているキャンプ道具があるのなら、必要なものだけ買い足すでも良いと思います。
ぜひ、これからキャンプを始めたい方で、何を買ったら良いのかわからない方は参考にして頂ければと思います。
(YouTubeの動画を見ていただけると具体的なイメージが湧きやすいと思います)
動画URL:https://youtu.be/QDqLKhk_MOU
テント&タープ

テントだけでも問題ないのですが、タープを使うと前室を広くとる事ができるので今回はセットで購入できるものを選びました。
選んだのはバンドックのテントとタープです。
アマゾンでセットで12,000円程度(テントが6,500円、タープが5,500円程度)とかなり格安なセットです。
これを選んだ理由は2点で、価格の安さと見た目のかっこ良さです。
かなり格安なので、品質が高いわけではないのと、ちょっと組み立てに難があります(ただコスパは良いテントです)
試しにアマゾンで検索して頂きたいのですが、この価格帯で渋めのカラーのテントは他にないと思います。
ちなみに初心者がテントを選ぶ時に見るべきポイントは居住性と色です。
初心者が選びがちな白や派手なカラーは後で必ず後悔します(筆者は白を選んで後悔しました)
UL(ウルトラライト)系のキャンプスタイルにするなら白や派手なカラーも良いのですが、UL系のキャンプスタイルは上級者向けで、これからキャンプを始めようとしている方には難易度が高すぎます(統一感のある組み合わせやモノクロならカッコよ良い)
なので、オリーブグリーンやベージュなどのアースカラーを選ぶと、後々のキャンプ道具との組み合わせも簡単で良いと思います。
テント設営に使う道具
残念ながらバンドックのテントとタープについているペグはほとんど機能しません。
(テント本体が安いため、ペグまで予算が回っていないようですね)
実際にハンマーを使ってペグを打ち込みましたが、一発で曲がったので替えのペグが必要になります。
後々まで使えるペグを選べば無駄にはなりませんので必要経費として割り切りましょう!
では早速、おすすめのペグとペグハンマーを紹介します。
まずは、ペグハンマーですがスノーピークのスチール製のペグハンマーが良いと思います。
理由は2点で品質の高さと長く使える頑丈な作りという点です。
3年ほど使っていますが、恐らく今後も壊れることはないでしょう。
続いてテントやタープの設営に使っているペグですが、「TITANMANIAのチタンペグ24cm」と「ユニフレームのジュラパワーペグ200」が良いと思います。
なんで2種類もペグを選ぶかというとテントやタープにかかる負荷によって使い分けるためです。
全部チタンペグでも良いのですが、軽量なテントの固定であればジュラパワーペグの方が使いやすいと思います。
負荷によって使い分けると言いましたが、具体的にどこに使うのか説明すると、一番負荷がかかるタープのポールを固定するのにチタンペグを使い、それ以外はジュラパワーペグを使います。

ポールはタープの前後を支えているため風の影響を受けやすく保持力の高いペグを使った方が安心です。それ以外の場所は20cmのジュラパワーペグでも問題なく固定することが可能です(この日は結構風が強かったのですがこの方法で問題ありませんでした)
一番左がジュラパワーペグ200、真ん中がチタンペグ、右がスノーピークのペグハンマー



寝具関連

春から秋までの3シーズンで使う寝具にも気をつけたいポイントがあります!
寒さの感じ方は人それぞれですが一般的に22〜15度程度で少し肌寒く感じるようになり、14度以下だと寒いと感じるようです。
では、都内近郊で最低気温が14度以下になるのは何月からだと思いますか?
千葉県では10月中旬以降、山梨県でも10月の初旬くらいだと思います。
なので都内近郊のキャンプ場であれば、シュラフが必要になるのは10月からと言うことになりますね。
ただし、11月末には5度以下、12月には0度付近まで気温が下がるため、快適温度が10度などの中途半端なシュラフは使う機会がありません(5月と10月しか使えません)
ほとんど使わないシュラフに数千円〜1万円も出せますか?(筆者は初めて買った1万円以上のシュラフを3回しか使いませんでした)
であれば、春から秋までの3シーズンは、シュラフを使わずシュラフカバー+インナーシーツで良いのではと思います。
(ユニクロのウルトラライトダウンなど使えば15度くらいまでは問題なく眠れます)
その代わり、冬キャンプをするようになったら冬用のしっかりしたシュラフを買えば良いと思います。
(1万円のシュラフを買わなければ、もっと良い冬用のシュラフが買えたのにと今でも後悔しています)

こちらはSOL(ソル)のエスケープヴィヴィというシュラフカバーです。春から秋3シーズンではシュラフ代わりに使い、冬キャンプではシュラフカバーとして保温力の底上げに使えるため無駄がありません。(7〜8,000円が通常価格)

シュラフカバーの中に入れているのはネイチャーハイクのインナーシーツです。こちらも春から秋まではシュラフの代わりとして使い冬キャンプでは、シュラフの中に入れて保温力の底上げに使えます。

枕は断然インフレーターピローがおすすめです。中に入れる空気の量を変えて枕の高さを変えられるのは、エアーピローと同じですが、エアーのみだと、空気を抜いた時に安定感がなく寝心地が悪くなります。インフレーターピローは中にクッション材が入っているので、空気を抜いても寝心地が変わりません(良いという意味)

マットは蛇腹式のものを選びましたが、寝心地を重視するならコットを選んだほうが良いです。ただ、蛇腹式のマットはコットの上に敷いて使う事ができるので、まずはマットから買って、後からコットを追加で購入しても無駄にはなりません。
※ヴァンライフサプライのインフレーターピローはYahooショッピングから購入可能
椅子とテーブル

続いては椅子とテーブルです。
まず筆者が選んだのはコールマンのコンパクトフォールディングチェア(オリーブカラー)
こちらの良いポイントはテントやタープと相性の良いオリーブカラーであると言うこととチェアの高さです。
キャンプ歴が長くなってくると椅子自体使わず、地べたスタイルでキャンプをすることもありますが、あくまで他のキャンプ道具との組み合わせを考えてそうしているだけであって、椅子があった方が楽です。
また、椅子選びのポイントはコンパクトになる収納性や座り心地、見た目のデザインなど色々ありますが、全ての条件を満たすことはなかなか難しいと思います。
なので、何を重視するのかによって椅子の選び方が変わってきます。
今回重視したのはデザイン性、汎用性、価格です。
デザインは見た通り、スタンダードなチェアの形で大抵のスタイルには合うと思います。
また、座面の高さが割と低めなのでロースタイルのキャンプギアとの相性が良いと思います。
肝心の価格ですが、店舗で購入すると6千円以上しますが、Amazonでは4千円台で購入できるため、他のチェアと比べても安価に購入できるチェアだと思います。

続いてテーブルは、ハイマウントのメッシュテーブルソロを選びました。
こちらは似た形状のテーブルであれば他のものでも良いのですが、筆者が気に入っているポイントとしてはサイズ感です。
他のメッシュテーブルはソロ用でも正方形に近い形のものや、こちらより大きいものがほとんどです。
しっかり料理をしたいのであれば、大きいテーブルを選んだ方が良いと思いますが、手軽に使いたいならこちらのテーブルで良いと思います。
ちなみに、メッシュテーブルを選んだ理由は、3点です。
①スチール製のテーブルなので熱に強く焚火の近くで使える
②メッシュになっているので汚れにくい
③無骨なキャンプギアとの相性が良い
他のキャンプ道具と組み合わせても変に浮いたりしないので、色々なキャンプシーンで使えるこちらのテーブルはおすすめです!
クーラーボックス

続いては食材などの保冷に使うクーラーボックスです。
筆者が選んだのはAOクーラーの11Lのソフトクーラーボックス。
後から後悔をしたくない方はとりあえずこちらのクーラーボックスを購入しましょう。
と言うのも、筆者が初めて購入したクーラーボックスはコールマンの格安のもので、1シーズン使わずに買い替えたため、「どうせなら性能も見た目も良いものを初めから選んでしまえ!」と思っているからです。
コールマンのクーラーボックスでも使えないわけではありませんが、保冷力が低く夏の暑い時期に使うにはちょっと使いずらかったのと、大きくて嵩張るため使わない時の管理が面倒でした。
次にスタンレーのハードクーラーボックスを購入したのですが、重くて持ち運びが大変なため使いずらさを感じていました。
こちらのAOクーラーはというと、ソフトクーラーとしては保冷力が高く真夏の暑い時期でも工夫(地面に置かないなど)をする事で問題なく使え、ハードクーラーに比べえて軽量なので持ち運びも格段に楽になりました。
ちょっと価格が高いように見えますが、ここはケチってはダメなところなので初めから良いものを選びましょう!
焚火関連のキャンプ道具

焚火関連の道具を合わせて4点紹介します。
まずは肝心な焚火台ですが、結論格安のピコグリル風の焚火台で良いです!
理由はそもそもピコグリルという焚火台が超優秀なのと、コピー商品の完成度が高いからです。
筆者は焚火台を10台以上所有していますが、ピコグリルはかなり使いやすい焚火台だと思っています。
中華製の格安なものだと3千円程度で販売されており、焚火シートもセットになっているのでお得感満載です!

こちらはベルモントの「UL火ばさみ」という商品で、グリップ力が強く大きな薪も掴めるのと、重量が68gと軽量なのが特徴です。

こちらは東和コーポレーションのグローブで、特徴は価格が安いのと革が柔らかいので扱いやすいという点です(フリーサイズで少し大きめ)
ナイフとノコギリ

続いてはナイフやノコギリなどの刃物類です。
キャンプで刃物を使うシーンといえば薪の加工(切ったり割ったり)ですね。
適当なナイフやノコギリを買ってしまうと後で後悔しますので、初めからしっかりとしたものを選びましょう!
特にYouTubeで紹介されている中華製の格安ナイフは素人目には何が悪いのか分からず、価格だけで購入してしまう方が多いと思いますが、その辺の注意点についても触れていきたいと思います。
まず、ナイフ選びで重要なのは信頼のおけるメーカーであるという事です。
メーカーと一括りにしてしまいましたが何を重視しているかというと、ナイフに使っている鋼材と製造工場の事を言っています。
簡単にいうとモーラナイフなど世界的に有名なメーカーは品質の高い鋼材を使い、技術力の高い工場で生産しているため信頼がおけるメーカーという事です。
中華製のナイフに使われている鋼材は価格は安いのですが、柔らかくて脆いものが多くどこの工場で作っているのかも不明です。
(全てのメーカーが当てはまる訳ではありません)
モーラナイフは価格こそ安いですが、それは世界的に売れているからで、中華製のナイフとは根本的に違います。
(大量に生産する事で生産コストを抑える事が出来ている)
なので、初めて買うナイフはモーラナイフが良いと思います。
続いてノコギリですがこちらはシルキーのポケットボーイ170cmか210cmが良いと思います。
筆者はいくつかノコギリを所有していますが、これほど使いやすいノコギリは他に知りません。
海外でも高い評価を受けており世界的に有名なノコギリなので、1本目に買うならこれ一択と言って良いでしょう。








ランタン類

ランタンはメインの照明とサブの照明の2種類を準備します。
まず、メインの照明を選ぶポイントは明るさ(ルーメン)と連続点灯時間です。
キャンプに行くと大体18時位には暗くなってくるので、最低でも5時間以上バッテリーが持つランタンが必要です。
見た目はカッコいいけど最大光量で3時間しか点灯しない、なんてランタンもありますので注意してください。
また、光量(ルーメン)が低いランタンだと周りが見えず不便さを感じると思うので、最初のうちはある程度光量の高いランタンを選んだ方が良いでしょう!
サブとして使うランタンは、明るさはそれほど重要ではなく、どちらかというと雰囲気を重視したもので良いと思います。
手元を照らせるくらいのランタンでも良いですし、オイルランタンやキャンドルランタンなどを使っても良いでしょう。
筆者がおすすめするランタンは、「クレイモアミニ」と「ミニエジソンランタン」です。
メインランタンに使うクレイモアミニは最大光量が500ルーメンで連続点灯が6〜24時間なので、これだけでキャンプができます。
コンパクトに持ち運びが出来てタフな仕様なのでおすすめです!
ミニエジソンランタンは電池式ですが、充電可能な単三電池2本を準備すれば、バッテリー式のランタンと使い勝手は変わりません。
また、35〜100ルーメンと明るさは控えめですが、見た目の良さとなんと言っても雰囲気が抜群に良いです。
Amazonで安いものだと2千円台から購入できるのでコスパが良いランタンだと思います。





収納ボックス

キャンプ道具の収納や移動に使う便利なボックスを2点紹介します!
まずはメインの収納ボックスとしては、耐久性とある程度の容量があるものを選ぶと良いと思います。
容量は50Lをベースに考えると良いでしょう!
今回選んだのはトランクカーゴという収納ボックスです。
こちらの良いところはポリプロピレンという素材を使っており、強度が高いという点とキャンプに馴染むオリーブグリーンの色合いです。
Amazonで安い時には2千円台で購入する事ができるので初めて買うならこの収納ボックスが良いと思います。
また、ちょっとしたキャンプ道具を入れて置くのに便利なのが、WHATNOTの収納コンテナです。
こちらは、価格が2千円程度と安価で使わないときは折り畳んで置くこともできるので収納スペースを取りません。
見た目もカッコ良いのでキャンプサイトのレイアウトに役立つアイテムだと思います。



クッカー類

続いてはキャンプで使う調理器具類です。
こちらは正直なところ家庭で使っているものを代用すればその分コストが浮くので何でも良いと思います。
とは言え何を持って行ったら良いのか分からない方もいるかもしれないので、持っていくものをリストで記載しておきます。
包丁類:手軽なのはオピネル(#9か#10が使いやすい)※刃先が尖っているので注意
まな板:100均ので良い
箸:割り箸で良い
フォーク&スプーン:何でも良い
お皿:何でも良い
シェラカップ:スノーピークが使いやすい
コップ:スタンレー0.23Lのマグカップが万能
フライパン:ニトリのスキレット
鍋:100均のメスティンか自宅から持って行くでも良い




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