【脱初心者】初めから知っておきたかったキャンプで役立つ5つの知識

火の取り扱い

キャンプでは焚火や料理などで火を取り扱います。
正しい扱い方を知らないと、火傷や怪我の原因になりますので、取り扱いには注意しましょう。

調理で使う火器類

キャンプで料理をする際に良く使われる火器類をいくつか紹介します。

ガスバーナー、ガスコンロ

難易度★
手軽で簡単に扱えるのがガスバーナーやガスコンロです。ガスの種類が2つあり、安価で手に入りやすいのはCB缶です。よりコンパクトにしたい場合はOB缶を使ったガスバーナーで調理をするのも良いでしょう。注意点は風防でガス管を囲い過ぎると熱で爆発する恐れがあるので、熱がこもらないように使いましょう。

アルコールストーブ

難易度★★
ガスバーナーより携帯性が高く音も静かなので、登山やバックパックキャンプなどで良く使われます。調理に必要なアルコールの量を知らないと上手く使えないので、何にどのくらい必要か予め調べておきましょう。また、アルコール以外の燃料を使うと事故になるので注意してください。

焚火調理

難易度★★★
焚火を使った調理は火加減が難しいため初心者にはあまりおすすめ出来ません。失敗しないコツは熾火(オキビ)にして火加減を見ながら調理をする事です。

着火方法

焚火の着火方法にも色々あるので難易度別に紹介したいと思います。

マッチ

難易度★
最も簡単な着火方法の一つですが、意外に奥が深いのがマッチ。正しいマッチの付け方は、3本の指で持ち奥に向けて斜めにする。火がついたらマッチは横に持つと長く火を持たせる事が出来ます。

ファイヤースターター

難易度★★
マグネシウムの棒を擦って火花を散らし、麻縄などの引火しやすいものに火をつける方法です。ナイフのスパイン(背の部分)にエッジのあるものなら、ナイフを使って火花を散らす事も出来ます。

火打石&火打金

難易度★★★
火打石に火打金を擦って火花を散らし、チャークロスなどで火種を作って着火させる方法です。火花を散らすにはちょっとしたコツが必要なので、何度か練習しておくと良いでしょう(火打金を滑らせるように石に当てる感じです)

着火剤

焚火に火をつけるのは、初心者だと意外に難しいものです。
慣れるまでは着火剤などを使って練習しておくと良いでしょう。
また、身近なもので着火剤として使えるものは意外と多いので、いくつか紹介したいと思います。

白樺の樹皮

北欧のブッシュクラフトなどで良く見かけるワイルドな着火方法です。白樺の樹皮は油分を多く含んでいるので着火剤の代わりとして使えます。使い方は樹皮の表面をナイフで削りファイヤースターターなどで着火します。

ファットウッド

赤松の倒木から採取する事が出来る自然の着火剤です。ナイフの背で少量を削りファイヤースターターなどで着火します。油分が非常に多いため、長時間火を維持する事が出来ます。

麻縄

麻縄を解き細かい繊維にしたものを手で丸めて着火剤として使います。引火性が高いので簡単に燃えますが、その分燃えている時間が短いので、フェザースティックなどに直ぐに着火させる必要があります。

松ぼっくり

油分を多く含んでいるので小枝や薪と一緒に火をつけると火力を上げる事が出来ます。焚火の初期段階で火を安定させるのに使うと良いでしょう。

ガムテープ

ガムテープを木に巻き付けて火をつけると長時間燃えるので、焚火の着火剤して使うことが出来ます。補修用のダクトテープを百円ライターに巻き付けておくと携帯しやすいです。

ウールの毛玉

ウールのセーターや靴下などを使っている場合、毛玉を取って着火剤として使う事が出来ます。燃焼時間は短いので、麻縄と同じような使い方ができます。

■おすすめの着火剤
1本で8分以上間燃焼するため、焚火の着火はもちろんですが、炭の火おこしをするのにも使えます。
また、薪ストーブの着火も楽になるので、1つ持っておくと色々と使えて便利です。

コメント