キャンプの醍醐味と言ったらやっぱり焚火ですよね!
最近は有名メーカーや中華製のリーズナブルなものなど様々商品が出ており、焚火台ひとつ取っても何を選んで良いのかわからないと思います。
筆者もキャンプを始めた頃はあまり知識がなく失敗した経験があります。
今回はそんな失敗をしないために、ソロキャンプで使いやすい焚火台をタイプ別に7点紹介したいと思います。
焚火台を選ぶポイント
初めて焚火台を購入する場合、気をつけたいポイントは5つです。
①焚火台のサイズ
理想のサイズは薪をちょっと細かくして入れられるくらいの大きさです。
理由は大きすぎると持ち運び難く、薪の消費量が多いためソロキャンプ向きではありません。
逆に小さすぎても薪を頻繁に足さなくてはいけないので大変です。
②調理のしやすさ
焚火メインで使うならそれほど気にする必要はありませんが、どうせなら焚火で調理も楽しみたいですよね。
火床から五徳までの距離が遠すぎると調理には向いていないので、丁度良い高さのものが良いと思います。
また、五徳が色々な大きさのクッカーに対応しているものも良いでしょう。
③燃焼効率
焚火台の形状によっては燃焼効率が悪いものがあります。
焚火台に空気が通るスリットが入っていたり、ウッドストーブのような形状のもは燃焼効率が高いです。
④携帯性の高さ
折りたたみ式や組み立て式のものは、携帯性が高く収納時も邪魔にならないのでおすすめです。
ただ、複雑な作りのものは組み立てるのが面倒なので、シンプルな作りのものを選ぶと良いでしょう。
⑤価格帯(目安)
1,000〜5,000円:安価で購入しやすい価格帯
5,000〜10,000円:価格と品質のバランスが良いものが多い
10,000〜20,000円:品質が高いものが多いが例外もあるので注意
20,000円以上:ガレージブランドなど大量生産していないものが多い
中華製でも有名メーカーのコピー商品はそこそこ品質も良いので、初めて買うなら格安な焚火台で良いと思います。
おすすめの焚火台10選
軽量コンパクトな焚火台
まずは、バックパックキャンプなどでも活躍してくれる軽量なモデルを紹介します。
重量は500g以下でコンパクトになるものをチョイスして見ました。
ソラチタニウムギア(スーパーネイチャーストーブ)
こちらは筆者が持っている焚火台の中で一番軽いものになります。
特徴は何と言ってもその重量で、収納ケース込みで170g。
また、本体に使われている素材はチタンで熱による変形が少なく、火床もメッシュ素材なので燃焼効率も高いです。
デメリット:
①火床が小さいので火の管理が少し大変。
②Amazonや楽天などのECサイトでは売ってない。
販売:ムーンライトギア(店舗、オンラインストア)
ブランド:ソラチタニウムギア
商品名:スーパーネイチャーストーブ
重量:170g(スタッフサック込み)
サイズ:235×125×50mm
素材:本体 : チタン、脚:ガーボン
スタッフサック:タイベック
おそらくオマージュ品だと思われる焚火台を発見したのでリンクを貼っておきます。
(細かな仕様は違うと思うので、商品ページを見てご判断ください)
ベルクロート(en.solo)
次に紹介するのはYouTubeでもご活躍されている山広さんが手がけるブランド、ベルクロートの焚火台。
名前にもあるように円形をした焚火台で、五徳の位置を変えることで調理と焚火を両方を楽しめるのが特徴。
火床はステンレスの薄い板を4枚組み合わせて足にはめ込むシンプルな作りで、非常に使いやすい焚火台です。
販売:2022/10現在はベルクロートHPにて販売(https://belkroot.com/)
ブランド:ベルクロート
商品名:en.solo
重量:490g(五徳込み)
サイズ:直径30cm、高さ:6.5cm
素材:ステンレス
ピコグリル398
芸人のヒロシさんが愛用していた事でも有名な焚火台。
一時期はその人気の高さから値段が高騰していましたが、コピー商品が出回った事で現在は定価で販売されています。
A4サイズに収納でき、大きな薪もそのまま入れられるなど焚火台としての完成度も高い商品です。
初めて買うならコピー商品でも良いのでピコグリルがおすすめです!
メーカー:STC
商品名:ピコグリル398
重量:448g(串、ケースを除く)
サイズ:38.5×26.0×24.5cm
素材:ステンレス
重量感のある焚火台
続いて紹介するのはどっしりとした重量感のある焚火台。
キャンプでちょっとワイルドな雰囲気を楽しみたい方にはおすすめです。
Nature tones(タワーオブボンファイヤー ミニ)
こちらの焚火台はパーツが3つに分かれていて、重ねるとコンパクトになり、持ち運び易いのが特徴です。
焚火台の周りにはブランドネームの「Nature tones」の文字が彫られており、隙間から炎が透けて見えるので見た目にも美しい焚火台だと思います。
メーカー:Naturetones
商品名:タワーオブボンファイヤーミニ
重量:2.8kg
サイズ:275×310×270mm
素材:鉄
JOY FACTORY(JOYクロカワ)
こちらはちょっと大きめの焚火台でグループキャンプ向けですが、ソロで豪快な焚火をしたい時におすすめです。
筆者もたま〜にではありますが、薪を1本そのまま投げ込んで焚火がしたくなるので、そんな時に使っています。
収納スペースを取ってしまうので、置き場所に余裕があるなら試してみても良いかも!
メーカー:JOY FACTORY
商品名:JOYクロカワ
重量:4.5kg
サイズ:38 x 38 x 30cm
素材:鉄
燃焼効率が高いウッドストーブ
こちらはウッドストーブという木の枝などを燃やすのに向いている道具で、煙突状になっているのが特徴です。
煙突効果による燃焼効率の高さから薪の燃え残りが少なく、片付けが簡単なのでブッシュクラフトなどのワイルドなキャンプに適した商品だと思います。
ブッシュボックス
海外のブッシュクラフトなどでは定番の焚火台(ウッドストーブ)
煙突効果による燃焼効率の高さは筆者が持っている焚火台の中ではNo1です(薪の燃え残りがほとんど出ない)
折り畳んで収納できるのでバックパックの隙間にスッと入れて持ち運べるのもGoodポイント。
五徳の位置を変えることで、色々なサイズのクッカーを乗せられ高火力なので調理にも向いています。
メーカー:ブッシュクラフトエッセンシャル
商品名:ブッシュボックス
重量:500g
サイズ:12.5×12.5×19cm(XLサイズ)
素材:チタン
巻き薪ストーブ
煙突のような形で2枚のステンレスプレートを組み合わせて使うウッドストーブです。
大きさもそこそこあり、市販の薪をそのまま入れる事も出来るので、薪のカットなどの手間がありません。
また、ウッドストーブ特有の煙突効果により炎が立ち昇るような焚火が楽しめます。
A4サイズのケースに収納できるなど、持ち運びも楽で初心者にも扱いやすい商品だと思います。
メーカー:CGK
商品名:巻き薪ストーブ
重量:570g
サイズ:直径15cm、高さ20cm
素材:ステンレス
色々あるけどどれが一番おすすめの焚火台なのか?
筆者の独断と偏見で選んだソロキャンプで使いやすい焚火台をBEST3まで紹介します。
第3位:ピコグリル398
最近では中華製のコピー商品がたくさん出ていますが、それだけ人気があるという事ですよね!
火床の形状と土台となる足のギミック感など、元祖ピコグリルを作った方は天才だと思います。
少し焚火での調理には工夫が必要ですが、それを考慮しても抜群に使いやすい焚火台だと思います。
第2位:ブッシュボックスチタンXL
こちらは野営に特化した焚火台で海外のブッシュクラフトでも定番の商品です。
キャンプだと使いにくいのではないかと思うかも知れませんが、そんな事はありません。
料理をするのにも十分な大きさがありますし、燃焼効率が高いので湿気た薪もガンガン燃えます。
ドイツ製の精巧な作りや本体とロストルが一体化しているギミック感は男心をくすぐります。
ちなみに、ステンレス製とチタン製の2種類がありますが、筆者のおすすめはチタン製(軽いので)
第1位:ベルクロート(en.solo)
筆者は10台以上の焚火台を所有していますが、その中でもこれほど完成度の高い焚火台は他にあまりありません。
冒頭で焚火台に重要な点を5項目述べたと思いますが、その中の4項目(価格以外)を満たしており、ほぼ完璧な薪台だと思います。
大手メーカーが海外で価格を抑えて作っているような商品ではないので、価格は安くはありませんが、安い焚火台を複数買って失敗するなら、初めから良い焚火台を1台買った方がお得だと思います。
筆者の動画でも実際に使っている様子を見られますので、良ければ参考にしていただければと思います。
番外編:
ここまで焚火台の話をしてきましたが、どんな焚火台にも勝るのが直火です。
かつて狩猟をし、火を使って肉を焼いたり暖をとっていた記憶が、人間の遺伝子に刷り込まれているのでしょうか。
道具を何も使わず、地面にただ穴を掘って薪を燃やす感覚は独特な癒しがあります。
最近は直火ができるキャンプ場自体減ってきたので、気軽にできる物ではありませんが、チャンスがあったら是非試して頂きたい焚火です。
コメント