突然ですが、皆さんキャンプは楽しんでいますか?
2020年頃からキャンプブームに火がつき、キャンプを始めた方が多いのではないでしょうか。
筆者もブームに乗っかってキャンプを始めた口ですが、そろそろキャンプを始めて3年ほど経つので、
区画サイトでオートキャンプをするのには少し飽きを感じ始めて来ました。
恐らく筆者と同じ頃にキャンプを始めた方だと分かると思いますが、
場所が変わっても、やる事は同じでマンネリ化してくる時期ではないかと思います。
今回はそんなマンネリ化を解消すべく、もっと自由にキャンプをする方法として、
キャンプ道具の軽量化について紹介して行きたいと思います。
キャンプはもっと自由であるべき
筆者が「キャンプはもっと自由であるべきである」と考え始めるきっかけとなったのは、とある海外の動画を見てからでした。
その動画は、カナダに在住する日本人夫婦が撮影されたもので、日本と海外のキャンプに対する考え方の違いについて語られていました。
簡単に要約すると、日本はキャンプをする事が目的で、海外ではキャンプはあくまで手段であるとの事。
キャンプを始めたての頃は、キャンプをするだけでも非日常を味わえて楽しい気持ちにもなりましたが、
キャンプ自体に慣れてくると、非日常感が薄れてきます。
それに比べて海外は、キャンプは他のアクティビティを楽しむ手段の一つでしかなく、キャンプ自体が目的になっていません。
そんな事を知ってから、キャンプはもっと自由であるべきだと考えるようになりました。
じゃあどうやって自由度を上げたら良いの?
筆者がまず考えたのは、行ける場所の制限を無くす事でした。
大きな荷物を持って、車を横付けしてキャンプをするとなると、自ずとオートキャンプ場に限られてしまいます。
でも、荷物をバックパックに入れてキャンプをする事が出来たら、キャンプ場の制限は無くなります。
もっと言うとバックパックだけでキャンプが出来るなら、北海道や九州、沖縄なんかでもキャンプをする事できますよね。
そんな事を考えてキャンプ道具の軽量化をちょっとずつして見ました。
どうやったらキャンプ道具を軽量化できるのか?
では、どうやってキャンプ道具を軽量化したら良いのか?についてコツを紹介しようと思います。
まず初めに考えた方が良いのはバックパックの容量です。
容量=重量と考えてもらえば良いのですが、20kg近い荷物を持ってキャンプに行くのは辛いですよね?
要するに自分で持てる重量(容量)のバックパックを選び、それに入る道具を選ぶ必要があると言う事です。
筆者は「大は小を兼ねる」と考え初めは60L以上の大きなバックパックを購入しました。
確かに荷物を入れると言う点では大きい方が入れやすいのですが、必要な道具の選別が出来なくなり、結果的には失敗だったと後で気がつきました。
では、どのくらいの容量が良いのかというと、40Lのバックパックを選んでおけばとりあえず問題ないと思います。
一番汎用性が高いので、初心者でもなんとかなる容量です(目安となる重量は約10kg)
筆者が知っている達人レベルの方だと15〜20L(重量は3kg以下)のバックパックで登山をされる方もいますが、それは経験を積んで自分に必要な道具を見極めてからじゃないと到底無理です(筆者は30Lが限界)
次にバックパックに入れるものを厳選する必要があります。
キャンプ道具はどんなものが必要?
バックパックキャンプをする上で必要なものは、泊まるために必要な就寝具関連&ライトと、食事を作るためのクッカー類、テーブルや椅子の代わりになるものと焚火をするなら焚火関連の道具になります。
これが全てというわけでは無いですが、必要最低限のものを各パートに分けて紹介していこうと思います。
①バックパック+就寝具関連
まずはバックパックのキャンプに必要となってくるのは、道具を入れるバックパックです。
上の写真は60Lほどの大きなバックパックですが、40L程度の登山などで使うバックパックが使いやすいです。
次にキャンプ場に泊まるために必要な道具として、テントやハンモックなどが必要になります。
初めてならテントの方が楽なので、まずは軽量なテントを選びましょう。
(大体2kgくらいまでであれば許容範囲)
次に軽量化に大きく影響するのがマットです。
種類によってメリットとデメリットがありますが、軽量化をするならエアマットかロール式のマットのどちらかが良いと思います。
ちなみに筆者はロール式のマットだと固すぎて寝れないのでエアマットを使っています。
合わせて使いたいのが枕です。
寝心地は多少犠牲になりますが、軽いのでエアピローがおすすめ!
(定番はシートゥーサミットですが、安いものでも良いと思います)
夏でも標高の高いキャンプ場へ行くと寒いので、3シーズン用の寝袋を準備した方が良いです。
化繊のものでも良いですが、コンパクトになるのはダウンシュラフ。
(筆者はマニアックなシュラフを使っているので、同程度のスペックのシュラフを載せておきます)
テント内などの照明に必要なランタン。
ソロキャンプであれば小さいもので十分ですが、2つ位持っているとテント内と外の両方を照らせて便利です。
また、ヘッドライトやそれに代わるものがあると手元や夜間の移動に便利です。
今となってはキャンプの定番となったコンパクトなランタン。
ソロキャンプであればGoal Zeroを2つ持っていくだけで十分です。
(コピー商品でも代用可能です)
筆者は帽子をかぶっているのでヘッドライト代わりとしてこちらを使っています。
軽量でキーホルダーなどにもつけられるのでおすすめです!
②クッカー類
バックパックのキャンプではあまり大きなクッカーは持って行けないので、軽量コンパクトなものがおすすめです。
また、1つで2つ以上の使い方が出来たり、複数のクッカーをスタッキング(重ねて収納)できると使いやすいと思います。
蓋がテフロン加工されているのでフライパン代わりになり、鍋はアルミ製なので調理がしやすいクッカーです。
お湯を沸かすのに便利で登山やULキャンプの定番アイテム。
日本製で作りがしっかりしており、蓋がカチッと閉まるのも良いポイント!
定番ですがやっぱり良いものは良い。
カップはシングルとダブルの2種類がありますが、火にかけられるシングルの方が圧倒的に使いやすいです。
テーブル&椅子
テーブルは調理をするのに必要なので、熱に強いものを選ぶか工夫をしてテーブルに熱が伝わらないようにした方が良いです。(例:木製のテーブルにレザーを敷く、プラ製のテーブルに耐熱シートを貼る)
椅子は無くても大丈夫なので、座布団代わりになるマットを使うと良いです。
アルミテーブルは熱したクッカーを直接置いても大丈夫なので便利です。
筆者が使っているのは以下のものですが、価格を抑えるなら組み立て式のものでも良いと思います。
座布団がわりやテント内のマットにも使えて便利なアイテム。
バックパックの背面に入れれば背面パットとしても使えます。
焚火関連の道具
やっぱりキャンプの醍醐味と言ったら焚火ですよね!
ちょっと荷物は重くなってしまいますが、その分キャンプの時間を楽しめるので頑張って持っていきましょう!
とは言えあまりに重い焚火台は持って行けないので、軽量で持ち運びしやすいものを選ぶ必要があります。
UL系の焚火台であれば、100g台の超軽量な焚火台も存在しますが入手しにくいので定番のものをチョイスします!
筆者は本家ピコグリルを持っていますが、コピー商品でも良いと思います
大抵のキャンプ場で焚火台を使うには焚火シートが必要です。
軽量なものが良いのでおすすめのものを紹介します!
薪を掴むのに必要なのが火ばさみです。
こちらは軽量で壊れにくいのでおすすめです(筆者は何回か踏んで曲がりましたが大丈夫でした)
革手袋は安いものでも良いので準備しましょう。
焚火以外でも刃物を使うときは絶対につけた方が良いです。
薪を割ったり削ったりするのに必要なナイフ。
間違いがないのはモーラナイフのヘビーデューティーです。
鋼材はステンレスでもカーボンでもどちらでも良いですが、切れ味が良く研ぎやすいのはカーボン。
斧は持っていかないので、太い薪を割るには短くする必要があります。
ノコギリでおすすめなのは、シルキーのポケットボーイ(切れ味抜群で海外からの評価も高い)
必須じゃないけどあったら便利な道具
キャンプ場で寝泊まりするために必要な道具を一式紹介しましたが、こちらはあったらより快適になる道具をいくつかピックアップしてみます。
まずはエアマットを膨らましたり、空気を抜いたりできる便利な道具。
使わない時はランタンとしても使えます!
水の持ち運びに便利なアイテム(容量は1.5ℓあれば十分)
ゴム紐でまとめられるのでおすすめです!
氷の持ち運びに便利な水筒。
超軽量なのに保冷性能は他のアウトドアブランドと遜色ありません!
まとめ
バックパックキャンプの道具を揃えるにはある程度時間がかかります。
また、キャンプで何が必要かなど経験も必要となるため、初めはオートキャンプで経験を積んで必要なものが何なのか知ってから移行するのが良いでしょう。
ただ、どうしてもすぐにバックパックだけでキャンプをしたいということであれば、YouTubeの動画などを参考にして、どういった道具が必要なのか調べてみると良いでしょう(初めは誰かの真似で良いと思います)
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