コスパ最強_冬キャンプでも使えるR値5.8のネイチャーハイクのエアマットを詳しくレビュー

キャンプで必須のアイテムは色々ありますが、悩ましいのはマット選び。
色々なメーカーからマットが販売されていますが、どれを選んだら良いのかわかりません。
筆者もこれまでに9種類ほど試してきましたが、自分に合ったもが見つかったのはごく最近です。
そんなマット選びで悩まれている方に朗報です!

初めて買うマットであれば、これ一択で良いのではないかと思えるものに出会えたので、詳しく紹介していきたいと思います。

マットの選び方について

まずは、本題に入る前にマットについてのちょっとした知識を紹介したいと思います。
ご存じの方もいると思いますが、マットは大きく分けてに2種類あります。
1つはエアマットで、もう1つはクローズドセルマットです。
それぞれの特徴は以下の表にまとめておきます。

種類メリットデメリット価格帯
エアマット・軽量でコンパクトになる
・断熱性の高いモデルがある
・クッション性が高いものが多い
・パンクの恐れがある
・設営&撤収に時間がかかる
・性能が高いものは高価
2,000円〜40,000円
クローズドセルマット・パンクの心配がない
・設営&撤収が簡単
・エアマットに比べると安価
・携帯性が低い
・断熱性の上限が低い
・クッション性が低い
2,000円〜10,000円

上の表を見て「じゃあどっちを選んだら良いの?」と思いますが、キャンプであればエアマットで良いと思います。

理由は仮にパンクをしたとしても修理キットで直す事ができますし、直らなければ車で寝るか、管理人さんに相談して助けてもらう事が出来るからです。

では、どういった場合にクローズドセルを選んだ方が良いのかというと、エスケープ手段がない環境で宿泊する場合や、パンクのリスクが高い(長期の旅など)場合です。
例えば、長期の登山をするのであれば、エアマットがパンクしたら地面で寝ることになるので、リスクを冒すくらいなら最初からクローズドセルマットにした方が良い場合もあります。
※エアマットを使って長期の旅をされている方もいるので、どちらを選ぶかは本人次第です。

コスパ最強のエアマット

前置きが長くなりましたが、今回の記事のテーマでもある、コスパ最強のエアマットを紹介します。
今回紹介したいのはこちら!ネイチャーハイクのエアマットです。
では、何がコスパ最強なのか説明をしていきます。

R値が驚きの5.8

R値と言ってもピンとこないと思うので、以下に一覧でまとめました。
※R値とは断熱材の性能を表すもので、熱抵抗値を意味していて断熱力の高さを表す値です。

R値対応できる季節シーズン
1.0〜2.0
2.5~3.5春、夏、秋3シーズン
4.5~5.5春、夏、秋、冬4シーズン
6.5~厳冬期4シーズン

※寒さの感じ方は個人によって様々なので、参考として捉えた方が良いと思います。

表を見てもらうと分かる通り、ネイチャーハイクのエアマットはR値が5.8なので、4シーズン対応ということになります。
また、厳冬期までは行きませんがかなり寒い時期にも使える事が分かると思います。

価格が安い

1万円ちょっとで買えるエアマットは他にもありますが、R値が5.8でこの価格のエアマットはネイチャーハイク以外にありません。
ちなみに、サーマレストの最上位モデルはR値が7.3で価格は44,000円程度です。
他にも、シートゥーサミットのイーサライトXTというモデルがR値6.2で価格が33,000円程度。
それを考えると、R値5.8で15,000円前後のネイチャーハイクは驚きの価格だという事が分かると思います。

本体重量が軽い

このマット、実は価格が安いだけではないのです!この性能なのにめっちゃ軽いんです。
筆者が持っているエアマットで、R値4.3のキャンププラスS.Iマット(シートゥーサミット)というものがあるのですが、インフレーターマットなので重量は862gあります。
862gがエアマットとして重いのかピンとこないと思いますが、サイズを見たらびっくりします。

R値は4.3あるので良いのですが、デカすぎてバックパックで持ち運べない!
今は主に車中泊用のマットとして活躍しています。

こちらはネイチャーハイクのエアマット。
重量は440g(168cmのモデル)なのですが、サイズ感が全然違います。

こちらはサーマレストのネオエアウーバーライトのレギュラーサイズ。
筆者が持っているマットの中では最軽量なのですが、R値は2.3なので、頑張っても3シーズンが限界。

比較をしていただくと良くわかると思いますが、440gでこのサイズならバックパックで持ち運べます。
ちなみに、サーマレストの最上位モデル(ネオエアーXサーモNXT)がレギュラーサイズで440gです。

寝心地が良い

性能、価格ときたら最後は寝心地ですよね!
安くて、性能も良いのに寝心地が悪かったら元も子もありません。
安心してください!めっちゃ寝心地良いです。
寝心地は個人差があるので、あまり過大評価するのは良くないとは思うのですが、筆者が使ってきたマット(エアマットとクローズドセル)の中では1番良いです。
ちなみに筆者は仰向けに寝るタイプで、ほとんど寝返りを打たないので、腰への負担が少ない柔らかめのマットが好みです。
では、なぜ寝心地が良いのかというと、マットの作りにあります。

表面の凹凸は結構細かく出来ていて、シートゥーサミットのマットに近い感じです。

マットの厚みは7cmで標準的な厚さなので、寝ている時に地面に体がつくような事はありません。

これは筆者の勝手な推測なのですが、ボコボコした面が多い方が体にかかる負荷が少ないので、寝心地の良さにつながっているのではないかと考えています。
ちなみに他のマットについての感想ですが、サーマレストのネオエアウーバーライトは悪くないです。
シートゥーサミットのキャンププラスS.Iマットはツルッとした表面なので、空気圧がダイレクトに体に伝わり、寝心地はあまり好みではありません(硬いマットが好きな方には良いと思う)

ショートサイズがおすすめ

普通のエアマットは、レギュラーサイズが183cmで、ショートサイズが120cm前後です。
筆者の身長が170cmなので、どちらもしっくりきません。
UL系の方であれば、迷わずショートサイズを選ぶと思いますが、筆者は足までマットがないと安心できません。
そこで、試しに168cmのタイプを購入してみました。

身長170cmの筆者にはジャストサイズだったのでマットが短くなった分軽くなり、価格もレギュラーサイズより1,000円お得に購入する事が出来ました。
なので、身長170cm以下の方にはショートサイズをおすすめします!

■筆者が持っているエアマットのリンクも載せておきます。

【キャンプ道具】1万円台でR値5.8のコスパ最強のエアマット

番外編(ハンモックとの組み合わせ)

テントと組み合わせる普通の使い方ではありませんが、意外に良かったのがハンモックとの相性。
何が良かったのかというと、168cmというサイズです。
レギュラーサイズのマットは183cmあるので、ハンモックの中に入れると少し大きいのですが、168cmだとすっぽり入ります。
また、ジャストサイズで入っているので、ハンモックの中であまりずれません。
さらに、R値5.8の断熱性があるので、背中もポカポカ!
シングルサイズのハンモックは、そもそも狭いので寝心地はあまり良くないのですが、マットを入れると少しだけ横幅が広くなるので、寝心地が改善されます。
キルト型の寝袋をアンダーキルト(ハンモックの下に寝袋をつける)として使う以外ないと思っていましたが、エアマットを入れる事でトップキルト(寝袋を上にかける)事が出来るのは良い発見でした。

※ハンモックに組み合わせているキルトはムーンライトギアさんで購入できます。

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