焚火台の常識を変えたゲームチェンジャー的存在。軽量でコンパクトに収納可能な焚火台_ピコグリル398

■ブランドについて
ピコグリルはスイスにあるSTC社が開発した商品で、日本では「Pikari outdoor-shop」と「WANDERLUST EQUIPMENT」が正規代理店になっています。

■開発者の話
ピコグリルの創設者であるブルーノ・ワンゼンリード氏は、スイスという比較的自由に野営できる恵まれた環境で、さらに自然を楽しむために軽量な焚き火台の開発の着想を得ました。

自らが培ってきた工業デザインの知識と技法に加えて、アウトドアの実践的な経験をもとにゼロベースでデザイン・開発されたのがピコグリルです。

■商品の特徴
ピコグリルの特徴は何といっても軽量、コンパクト、独創的なデザインです。

重量は442g、A4サイズに折り畳め小型のスキレットやダッチオーブンを載せられる耐久性があります。
折り畳んだフレームは瞬時に開閉でき、ステンレス製の火床をはめ込むだけで設置は完了。

非常に美しいフォルムの焚火台たと思います。

昔からアウトドアメーカー各社で焚火台の販売は行なっていましたが、そのほとんどは重く嵩張るものが多かったのではないでしょうか。

そんな焚火台の負を解消したのがピコグリル398だと言っても過言ではありません。

このプロダクトを開発するのにどれほどの年月が必要だったのか想像はつきませんが、間違いなく焚火台の歴史を変えた1台だと思います。

■使用した体験談
筆者がこの焚火台を初めて使った感想は「これを作った人は天才だ」でした。

天才だと思った理由は、実用性を兼ねたデザイン。

見た目が良くても機能がイマイチだったら意味がありませんが、ピコグリルは機能性を考えたデザインになっています。

特に火床の作りは秀逸!

焚火台は火床が大き過ぎると燃焼効率が下がってしまい、逆に小さいと薪を小割りにする手間が掛かります(この手間が楽しい時もありますが)

ピコグリルは市販の薪(30〜40cm)をそのまま焚べることができ、火床のサイズもちょうど良い為、燃焼効率が高い作りになっています。

また、単純に焚き火を楽しむだけでも良いのですが、付属のスピット(串形の五徳)を使う事で焚き火料理にも使えます。

焚き火や料理を楽しめ手軽に持ち運べる携帯性の高さは、全てにおいて死角なしの最高な焚火台の一つだと思います。

【ソロキャンプ】新しく購入したキャンプ道具でハンモック泊_HENNESSY HAMMOCK
■商品スペック
・サイズ:33.5 x 23.5 x 1.3 cm
・重量:442g (フレーム202g、シェル164g、スピット38gx2本)、専用袋47g
・素材:ステンレス鋼

■COLUMN(コラム)
筆者は焚火台を十数台持っていますが、現役で使っているものは数えるほどしかありません。
その中の一つがピコグリル398です。
なぜ、筆者が使い続けているのかと言うと「ソロキャンプに最適なサイズ感」「4年使っても壊れない耐久性」「ゼロベースから考えられた独創的なデザイン」「バックパックでも持ち運べる携帯性」がその理由です。
最近は軽量でコンパクトな焚火台が増えてきましたが、そのほとんどはピコグリルから派生されたものではないでしょうか?
これほど日本のアウトドア業界に影響を与えた商品は他にない為、焚火台の購入を考えている方にはぜひ使って頂きたい逸品です。

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