
最近では芸人のヒロシさんや嵐のメンバー大野智さんもハマっている、ソロキャンプの始め方について、必要な道具や知識を細かく紹介していきます。
このページではキャンプに関連する記事へのリンクを整理していますので、初心者の方はこちらから見ていただくと便利です。
初心者におすすめのキャンプスタイル

結論から言うと車かバイクを持っている方はオートキャンプかキャンプツーリングスタイルがおすすめです。
ここでは各キャンプスタイルの特徴とメリット・デメリットについて触れていきます。
①キャンプツーリングスタイル(通称:キャンツー)

バイクにキャンプ道具を積み込んでキャンプ場まで向かうスタイルで最近では女子ソロキャンパーでキャンツースタイルの方もいますね。初心者におすすめのキャンプスタイルです。
メリット
荷物が軽量でコンパクトなため、気軽にキャンプに行ける。車よりキャンプ場の駐車料金が安い。
デメリット
天候に左右される(急な雨など)。道具をある程度厳選(軽量化)しないといけない。
②オートキャンプスタイル

車でキャンプ場へ向かうスタイルです。オートキャンプ可能な場所では、キャンプ場の中まで車で行くことが可能なので初心者におすすめのスタイルです。
メリット
キャンプ道具の大きさや量を気にすることがない。
天候に左右されにくい(雨が降っても車に避難できる)キャンプスタイルの自由度が高い(大きいテントや薪ストーブなどもOK)
デメリット
キャンプ道具を持っていきすぎるため、設営・撤収に時間がかかる。
オートキャンプは料金が割高(1泊3,000円~5,000円)
③バックパックスタイル

荷物を厳選してバックパック1つでキャンプ場へ向かうスタイルです。キャンプ道具を厳選する必要があるため、中級者以上におすすめのスタイルです。
メリット
荷物がとにかく少ないので、設営・撤収が早い。車を利用しなければキャンプ場の利用料が安い(~2,500円)
デメリット
車を使わないとキャンプキャンプ場までの移動が大変。軽量コンパクトな道具は基本的に値段が高い。
重たいキャンプ道具(ダッチオーブンなどの鉄製品)は持っていけない。
④ブッシュクラフトスタイル

基本的にバックパックスタイルと同じですが、さらにキャンプ道具を軽量化したスタイル(薪やキャンプに必要なものは現地調達)なので上級者向けです。
メリット
バックパックスタイルと基本的に同じ。サバイバルスキルが身につく。
デメリット
バックパックスタイルと基本的に同じですが、さらにキャンプ場も直火OKやブッシュクラフトに適した場所を選ぶ必要があります。
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ソロキャンプを始めるために必要な道具(13選)
前置きが長くなりましたが、ここではソロキャンプを始めるために必要な道具について解説していきます。
デイキャンプではなくお泊りキャンプをするために最低限必要、これだけ揃えればとりあえずソロキャンプが楽しめます。

①テント
当たり前ですが、お泊りをするので絶対に必要な道具です。
キャンツーとバックパックスタイルは軽量コンパクト(1~2人用)オートキャンプスタイルには(2~3人用)がおすすめです。
上級者でタープ+コット(簡易ベット)やハンモックなどで代用される方もいますが、初心者はまずはテントにしておきましょう。
【関連記事】【2020年度版】ソロキャンプにおすすめなテント15選
■筆者も使っている設営が簡単なテント
②ペグ&ペグハンマー
テントやタープを設営する際に必要な道具。
キャンプ場のサイトに合わせて使い分ける必要があります。例えば、地面が固い(砂利や石が多い)サイトでは鍛造のペグがあると便利です。
ペグハンマーもある程度品質の良いものを選ぶと設営&撤収の時間が短縮できます。
【関連記事】【キャンプにおすすめ】snow peakペグハンマー(PRO.S N-002)
■おすすめのペグハンマー
③寝袋
筆者の経験から、寝袋は時期によって2種類を使い分けたほうが良いと思います。
というのも夏場は暑くて寝袋を使うことはほとんどありませんが、寒い時期(秋~冬)にはそれなりの品質の寝袋が必要になります。
3シーズン用であれば高機能なものにするか、夏用と冬用に分けたほうが使い勝手が良いかと思います。
都内近郊でも冬場は5度以下になるため、品質の悪い寝袋では熟睡することができません。
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■寝袋(夏用)
■寝袋(冬用)
④マットレス
毎日ベットや布団で寝ているため、地べたに寝ることは少ないかと思いますが地面は意外と固いです。
なので、寝袋の下にはマットレスが必要です。夏場から秋ころまではエアマットだけでも大丈夫ですが、11月頃からは断熱性のあるマットレスが必要です。
筆者は11月の都内近郊でエアマットだけでキャンプに行き、地面からの冷気で眠ることができませんでした。
【関連記事】【寝心地最高の軽量コット】Naturehikeのアルミ ベッド
■定番のマットレス
⑤焚火台
キャンプと言ったら焚火!焚火台は調理にも使うため、必須アイテムです。
筆者は3種類の焚火台を使っており、軽量コンパクトなものを利用しています。
■ソロ用の焚火台
⑥クーラーボックス
夏場など暑い時期は食材の保存にクーラーボックスが必要です。
保冷剤に飲み物、食材を入れると意外とスペースを使ってしまうもの。
ソロキャンプに最適なクーラーボックスのサイズは15L前後を基準に考えると良いでしょう。
■おすすめのクーラーボックス
■高機能なクーラーボックス
⑦調理器具&食器
キャンプ料理には欠かせないアイテム!クッカーやカトラリーなどコンパクトでスタッキング(重ねて収納)できるものが便利です。
素材(アルミ、チタン、木)によっても使い勝手が違い、用途に合わせて揃えると良いでしょう。
■定番のクッカー
⑧ランタン
ランタン1つをとっても色々な種類や大きさがあります。
使う用途に合わせて買いそろえる必要がありますが、メインランタン(光源が強いもの)、テーブルランタン(調理や雰囲気を楽しむ)、テント用ランタン(コンパクトで光源が弱いもの)の3種類あると便利です。
■人気のLEDランタン
⑨チェアー(椅子)
地べたに座るスタイルには不要ですが、ある程度高さのあるテーブルを使う場合には一脚あると便利です。
キャンプでは椅子に座ってくつろぐ時間も多いため、ゆったりリラックスできる座り心地のものを使うと良いでしょう。
■人気のチェアー
⑩テーブル
テーブルに熱いダッチオーブンや焚火グリル(笑sのB6君など)を乗せる場合、金属素材のテーブルが便利です。
キャンプスタイル(地べたに座る、椅子を使う)に合わせてテーブルの大きさや高さを選びましょう。
■定番のミニテーブル
⑪燃料(薪、炭、ガス、アルコール)
キャンプの定番といえば焚火。焚火には燃料となる薪が必要です。
薪にも種類がいくつかあり、燃焼速度が速いものから、ゆっくりと焚火を楽しめる種類もあります。
また、薪を使った調理は火力の調整が難しいため、炭やガスなどのほかの燃料もあると便利です。
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⑫手斧、ナイフ
比較的密度の低い薪(針葉樹:ヒノキなど)であれば、バトニング(ナイフで薪を割る)事もできますが、節があって固い薪(広葉樹:クヌギなど)は手斧がないと割れません。
ナイフはフェザースティック(薪を着火用に手を加える)を作る時にも必要なので、1本持っておくと重宝します。
【関連記事】【入手困難】FEDECA折畳式料理ナイフ_BLACK Edition
■定番のナイフ
⑬皮手袋
焚火や薪割にも使える皮手袋。ホームセンターなどで売っている安価なものでも十分使えるため、1つは準備しておきたいですね!
数秒であれば直接火に当てても燃えることはないため、薪を移動させる際や熱い鉄製の調理器具(鉄フライパンやダッチオーブンなど)を使うには必要です。
■安価な皮手袋


あると便利な道具(6選)
こちらでは、キャンプに必須ではありませんが、あったら便利な道具を紹介していきます。

①コーヒーミル&ドリッパー
キャンプの朝にはコーヒーが飲みたくなりますよね!豆から挽いたコーヒーは風味が格別。
軽量でコンパクトなものを選べば、大して荷物にもならずちょっとした優雅な時間を楽しめます。
【関連記事】キャンプでも使えるコーヒーグッズ(ポーレックスのコーヒーミル)
②キャリーワゴン
キャンプのスタイルでも記載しましたが、荷物を多く持っていきがちなオートキャンプスタイルでは、駐車場からサイトまでの距離が長い場合、キャリーワゴンを使うと便利です。
【関連記事】【おすすめのキャリーカート】クイックキャンプ ワイドホイール アウトドアワゴン QC-CW90
③ガスバーナー
着火剤でも良いですが、ガスバーナーがあると炭の火付けがめちゃくちゃ楽になります。
ガスはOD(アウトドア)缶とCB(カセットボンベ)缶の2種類があり、基本的に火付け用のガスバーナーにはCB缶を使います。
筆者が使っているガスバーナーは「SOTOの フィールドチャッカー ST-Y450」 で操作が簡単で点火した直後に炎が安定する点が特徴です。
④ランタンフック
こちらもあったら便利なグッズで、タープのポールなどにつけてランタンを掛けることができるものです。
ランタン以外にもごみ袋やちょっとした小物をかけておけるので、1つあると便利です。
⑤キッチンペーパー&ジップロック
キッチンペーパーはロールのものよりティッシュのように出せるものが使い勝手が良いです。
また、ジップロックは食材の入れ物や、ごみ袋としても使えるため準備しておくと役に立ちます。
⑥大容量のモバイルバッテリー
電源付きのサイトでキャンプをするならあまり必要はないかもしれませんが、フリーサイトでは電子機器の充電問題があります。
携帯やWi-Fi、電子タバコやカメラなど充電が必要な機器はたくさんあるため、1つ持っておくと重宝します。
大型のポータブル電源などもありますが、筆者は10,000mAhのモバイルバッテリーを使っています。
初心者におすすめのキャンプシーズン
こちらではこれからキャンプを始めたい方におすすめのシーズンとその理由を解説していきます。

キャンプにおすすめの季節
筆者がおすすめする季節は春です。理由としては、気温と風景、あとはキャンプに行ける機会が増えるといったところでしょうか。
秋も過ごしやすい季節ですが、せっかくキャンプ道具を揃えてもキャンプ初心者に冬キャンプはちょっとハードルが高く、キャンプに行ける機会も減ってしまうため、せっかくなら春に始めるのが良いかと思います。
場所にもよりますが4月頃からは気温も上がってくるため、キャンプを始めるには適した季節といえます。
参考までに都内の平均的な気温を載せておきます。
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■2019年の気温(気象庁データ)
3月:平均気温 10.6度 日最高気温 15.4度 日最低気温 6.2度
4月:平均気温 13.6度 日最高気温 19.0度 日最低気温 9.2度
5月:平均気温 20.0度 日最高気温 25.3度 日最低気温 15.3度
キャンプを楽しむために!
その壱:キャンプ場のルールを守りましょう!
直火禁止のサイトでは直接焚火するのは禁止。焚火後の炭の後始末やごみの後始末など、基本的に守らなければいけないルールは守りましょう。
ルールを守らない方がいると、利用制限など厳しくなるため、キャンプを楽しめる環境をみんなで守っていきたいですね。
その弐:初心者の無理は禁物!
軽装備で冬のキャンプに挑むなど、キャンプに慣れるまでは無理なキャンプは避けましょう。
楽しいはずのキャンプが最悪の思い出に・・・なんて事にもなりかねません。
その参:始めはみんな初心者!
なんでも始めはみんな初心者です。キャンプも同じで、経験をすることで必要な道具がわかってきたり、繰り返すことで成長していきます。
筆者もまだまだですがトライアンドエラーの精神で、失敗を恐れず色々なキャンプを試してみましょう。
その四:まずは行動!
なんでもそうですが、色々と考えこむよりまずは行動してみましょう。
事前の準備は必要ですが、道具が揃ったら休みをとってキャンプへ行ってみましょう!経験することが大事!
その五:自分スタイル!
キャンプに決まりはありません!自分の好きなスタイルでキャンプを楽しみましょう。焚火を楽しむも良し、料理を楽しむも良し、ソロキャンプは最高の自己満です。自分のキャンプスタイルを追求しましょう!
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